前世療法 

前世療法

前世療法とは、過去に時間軸を退行させる催眠療法です。
人間の心には記憶が蓄積され、時に私たちの知らないところで行動や感情に影響を及ぼすことがあります。前世療法は、現在の生活に影響を与える過去生の記憶にアクセスし、心の問題や身体的な不調の原因を探ります。これにより、自身の過去を探り、解決されていない感情や問題に向き合う機会を得ることができます。

前世療法は、アメリカの精神科医ブライアン・L・ワイス博士によって、体系化され世界中に広まりました。

「前世は本当にあるのか」「前世療法で体験した前世が本当に自分の前世なのか」などと疑問を持たれる方もいるかもしれません。それについて、確実な答えを出すことはできません。しかし、その前世が本当であろうが自分の前世でなかろうが、その体験を通して得た気付きやメッセージは、あなたの潜在意識があなたに必要なことを伝えているのです。そのメッセージを受け取り、自分自身の人生に反映させていくことが大切なのです。自分がこの両親の元に生まれてきた意味や、家族や気になる特定の方と出会った縁、そして、現在の仕事や活動していることの意味、使命や魂の目的などを知ることもできます。また、前世での最期のシーンを体験することで死に対する恐怖を軽減、解消したり、ハイヤーセルフと繋がりメッセージを受け取ることもできます。

前世の「見え方」は、人それぞれ、その方によって変わります。映画のように映像として「見える」方もいらっしゃれば、周りの人の声や音が聞こえる方、匂いを感じる方など、その感じ方は様々です。視覚、聴覚、嗅覚など、人により優位とする感覚が違っている為、前世の体験の仕方も変わってきます。
「こんなものが浮かんできた」「こんな風に感じる」など、ぼんやりポツポツと浮かんできたものを自由に言葉で表現していくことで、少しずつ場面が広がっていき鮮明になっていくこともあります。